車いすテニスに打ち込んでいた長野県塩尻市に住む小学生、鷲尾勇人(わしお・はやと)くん。友だちからは「わっしー」と呼ばれて親しまれていますが、難病を克服し「とある快挙」を成し遂げました。

私たちが勇人くんに初めて出会ったのは、2023年の4月。車いすテニスのジャパンオープンでした。

勇人くんは7歳のときペルテス病という大腿骨の頭の部分の血行障害で、骨が壊死してしまう病気になり足の自由が奪われました。

その後、車いすテニスに出会った勇人くん。憧れは小田凱人選手です。

(当時9歳の勇人くん)
「(今の目標は)小田選手みたいに声出しまくってやりたいです」

当時の勇人くんはちょっと照れ屋さん。試合ではポイントを取っても、控え目なガッツポーズ。小田選手のような気合の入ったプレーをするのが、この時の目標でした。

小田選手の試合をみて、同じポーズで雄叫びをあげる勇人くん。

次に勇人くんに出会ったのは同じ年の8月。小田選手がジュニアの選手に直接指導するイベントでした。