九州北部地方に停滞している梅雨前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込む影響で大気の状態が不安定になっています。気象台では奄美地方を除く鹿児島県では10日夕方にかけて土砂災害に警戒するとともに、宮崎県では11日夕方にかけて土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に十分注意するよう呼びかけています。

鹿児島地方気象台によりますと、梅雨前線は10日は九州北部地方に停滞し、11日はゆっくりと南下する見込みです。この前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、九州南部では大気の状態が不安定となっています。
8日午前0時の降り始めから10日午前4時までの降水量(アメダスによる速報値)は
宮崎県
えびの市えびの高原=231.5ミリ
都城市菖蒲原町=198.0ミリ
日南市酒谷=195.0ミリ
鹿児島県(奄美地方除く)
指宿=435.0ミリ
肝付町前田=382.5ミリ
肝付町内之浦=322.5ミリ