本格的な暑さを前に高知県警は6月1日付で警察官の服装などに関する規定を改正しました。暑さ対策の一環として交番などの室内では制帽を脱いで業務にあたれるようになっています。

県警は暑さ対策の一環としてこれまでもサングラスや冷却用のネックリングなどの着用を認めていました。ただ4月に警察庁が服装などに関する規定を改正。これまでの規定では室内でも着帽することが義務づけられていましたが、6月1日からは新たに交番や駐在所で警察官が制帽を脱いで業務にあたることができるようになりました。

高知市の上町交番では2人の警察官が制帽を脱いで勤務し、「これまでは帽子内に熱がこもって大変だった」「以前よりも快適になった」などと好評の声が上がっていました。

(上町交番巡査)
「暑い中、仕事をしているとどうしても屋内での仕事の効率も落ちてしまいますので、(今回の規定改正を機に)心のほうも一新して県民の皆様に寄り添った仕事ができるようにしていきたいと思います」

県警は今回の規定改正について「厳しい暑さによる職員の健康被害を防止し、業務効率を向上させるための対策」として県民に理解を求めています。県警は今後、活動服のネクタイ着用の省略や通気性の優れた制帽の導入などについても検討していくとのことです。