『新潟史上最高へ』
今季就任した樹森大介監督(アルビレックス新潟)が当初掲げたのは、「従来のパスサッカーの継承」と「ボールを速くゴール前に運ぶ新しい攻撃スタイル」の両立。
前半戦のデータによれば、1試合平均で見ると、パス数と走行距離はともにリーグ3位、平均得点は1.1でリーグ10位と、樹森アルビの目指すパスサッカーと積極性が数字にも表れています。

その一方で、失点はリーグでワースト1位。
先制しながらも、守りを固められない試合が8試合。
特に前半戦序盤だった3月のホーム戦・全3試合は、全て後半に追いつかれてのドロー。しかもそのうち2試合は、後半アディショナルタイムでの悲劇でした。
キャプテンの堀米悠斗選手は、シーズン序盤をこう振り返ります。
「しっかりと1試合1試合、チームとして振り返りながら『この試合のバランス良かったね』っていう成功体験をもう少し前半戦で積み上げたかったなと」
