梅雨の季節を迎え、日本列島は大雨の危険性が高まっています。気象庁の発表によりますと、13日頃にかけて前線の活動が活発化し、西日本を中心に大雨となるおそれがあります。地域によっては警報級の大雨となる可能性もあるため、十分な警戒が必要です。

前線活動が活発化 - 西日本中心に大雨の恐れ

気象庁の週間天気予報によりますと、12日から13日にかけて前線が西日本付近に停滞する見込みです。この前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むことで、前線の活動が活発化します。特に西日本では大雨となる所があり、前線活動の程度によっては警報級の大雨となるおそれがあります。

予想天気図(10日午前9時)気象庁

現在の実況では、すでに華中から九州南部を通って日本のはるか東へのびる前線が確認されています。この前線に向かって下層の暖かく湿った空気が流入しており、鹿児島の高層観測では850hPa面で相当温位347Kを観測。東シナ海から九州南部にかけては活発な雷雨が発生し、非常に激しい雨が降っています。鹿児島県では9日昼前に土砂災害警戒情報が発表される事態となりました。

衛星画像(9日午後2時半)気象庁