■憧れの役者は…「究極の状態でお芝居されている」
実直に演じることを積み重ね、トップ俳優の一人になった今も挑戦を続けている。最新作「国宝」で演じるのは、任侠の一門に生まれながら歌舞伎役者として大成していくキャラクター。ライバル役の横浜流星と、1年半にわたって歌舞伎の稽古を徹底的に行った。
横浜について「彼は気迫がとんでもないんです」「生半可な気持ちでこの作品にかかわっていると確実に食われると、ずっと刺激をもらいながら1年半やれたので、彼が隣にいてくれてすごく助かったなと思います」としみじみ。今年のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の主演を務める横浜との、互いにリスペクトし高め合う関係性がうかがえるエピソードだ。
そして「憧れの役者は?」の質問には、「それはもうやっぱり役所広司さん」と即答。映画「ファミリア」(2023年)での共演を振り返り「うますぎて、何がうまいのかわからないんです。役として、その場にただただ生きている。無駄なものすべてそぎ落とされて、役としての魂しかそこに残ってない、究極の状態でお芝居されている」と回想した。
締めくくりの質問「仕事をする上で大切にしていることは?」に「周りの方が僕を選んでくださった、その期待値は超えて、そこをもう一歩二歩超えたところを表現したいです」と目を輝かせながら答えた吉沢。挑戦を続ける姿が印象的だったこの日のインタビューに、視聴者からも「こんな熱い人とは知らなかった。カッコいい!」「吉沢くんの、役者業への熱意がすごい」「イケメンなのに正直で面白い」といった感想が続々と寄せられた。
このほか、地元の友人が明かした意外すぎる片想いエピソードやドラマ初出演映像を見ながらの赤面トークなど、吉沢の魅力が詰まったインタビュー全編がTVerで配信中。
(MBSテレビ「日曜日の初耳学」2025年6月1日放送より)
無料見逃し配信はTVerで2025年6月29日(日)まで