熊本県天草市苓北町で、1個の大きさが大人の手の平ほどにもなる巨大なカキが盛んに出荷されています。

海の中から引き揚げられたのは、ゴツゴツとしたカキ。この岩ガキは、富岡湾の沖合で3年から4年かけて育てたものです。

機械を使って個体に分け、殻についた不純物を取り除くと大きな岩ガキが姿を見せます。

「天草天領岩かき」のブランド名で出荷されるこの岩ガキは、クリーミーで濃厚な味わいから『海のチーズ』とも言われます。

2025年も生育は順調で、貝が大きくて身太りも良く、身が詰まったカキが出来上がっているということです。

岩ガキは無菌海水処理した水槽に16時間以上漬けて雑菌などを取り除き、8月上旬までに主に関西方面などへ出荷されます。