大分市の大分赤十字病院が最新の医療に対応するため、およそ120億円をかけて病棟のひとつを建て替えることになりました。

大分赤十字病院は救急やがん診療などを担い大分市中心部の医療の中核を担っています。病院施設のうち手術室や、340の病床の半数以上が入る東館について完成から36年が経ち老朽化していることから建て替えが決まりました。

(大分赤十字病院・福澤謙吾院長)「現在の医療ニーズに合うようなつくりになっていない。手術室を広くしていくとか、救急外来も手狭なので広くして地域の救急医療に応えたい」

計画では7階建ての東館は正面駐車場があるスペースに移り、10階建ての病棟になります。手術支援ロボットのさらなる活用も見据え、手術フロアの総面積は2倍近くに拡大。また感染症に対応するため個室の病床を32室から72室と2倍以上に増やす予定です。

(福澤謙吾院長)「最先端の安心安全の医療が求められていると思うし、地域の皆さまに応えられるようにやっていきたい」

総工費はおよそ120億円で、2027年度に着工し、2030年度の完成を目指しています。