「県稲作経営者会議」が考える適正価格とは

実は今回、話を聞いた2人はいずれも、県内の大規模農家で作る「稲作経営者会議」のメンバーです。その会長が三次市三良坂町「ライスファーム藤原」の藤原博巳社長です。
藤原さんが考える適正価格は店頭価格が2人より500円安い「5kg・3千円」、出荷価格は逆に1000円以上高い「30kg・1万2000円~3000円」でした。
県稲作経営者会議 藤原博巳会長
「1万1千円が最低値段で、買っていただけるような条件になれば、農家の方も安心して、これならやっていけるという思いになるのでは」
藤原さんは秋の新米の出荷までに、コメの適正価格について、会としてのメッセージを出す考えです。
藤原博巳会長
「条件不利地の中で農業することがいかに大変かという中で、広島県の農業を守る上においても、最低これ位の値段で買っていただかないと成り立たないという発信はしていきたい」