夏場の外出時に暑さを避けてひと休みしてもらおうと、山口県防府市は民間と協力して誰でも利用できる涼しい居場所を提供しています。

防府市は6月から本庁舎の1階と8階を、熱中症対策として誰でも利用できる涼しい居場所「涼み処」として開放しています。5日正午ごろに訪ねると、職員らが弁当を広げていました。

防府市職員
「子どもや高齢者は脱水とかになりやすいと聞くので、こういう涼しいところでごはんとか食べて、気分転換してほしい」

市内には59か所の「涼み処」があり、公民館など公共施設以外の25か所は民間が協力を申し出ました。店舗や金融機関、建設会社など一般の事業所もあります。

バス停でバスを待つ間に立ち寄ってもらおうと市内8か所に「バスまちスポット」も設けられています。

防府市政策推進課 川崎雄樹さん
「環境的にも屋外に比べるとだいぶよいところがあるので、外が暑いときは活用してもらえれば」

市は気兼ねすることなく、命と健康を守るために利用してほしいとしています。