おとといの夜、山形県酒田市の市街地にある寺の床下に入り込んだクマは現在も居座り続けています。
周辺の小学校では学校関係者付き添いでの下校が行われるなど、住民生活にも影響が出ています。
山口颯太 記者「あちらがクマがいるとみられる法輪寺です。2日経った今も捕獲には至っておらず、警察は警戒をしている様子です」

市や警察によりますと、おととい午後8時ごろ、酒田市若竹町二丁目の法輪寺で、寺の本堂の床下にクマが入り込んだのが確認されました。

酒田市は「クマ出没対策本部」を立ち上げ、クマが逃げないように本堂の床下にバリケードを作るほか、クマを捕獲するためのワナを設置するなどしています。

きのう、午後には警察官が床下にいるクマを目視で確認しています。

ワナにははちみつを置いているということですが、クマはワナには入らず捕獲には至っていません。

今回クマが出没したのは市街地の中にある寺で、周辺の小学校では朝、保護者付き添いでの登校が呼び掛けられたほか、下校時には学校関係者が付き添ったということです。

現在のところ人や建物への被害は確認されていませんが、クマは、現在もその場にとどまっているとみられています。
酒田市は今ところ、クマの捕獲を目指していて状況の推移を見守っています。

捕獲に至らなかった場合、日没後も引き続き夜通しで警察官が見回りを続けるとしています。