11月に入り、紅葉は一段と深みを増しています。地域の9割が森林を占める自然豊かな宮城県北部の栗原市花山も紅葉が真っ盛りです。

■紅葉進む「栗原・花山」を歩く

栗原市の西の端、栗駒山の麓にある花山地区です。

国有林が地区の大半を占めていて、秋は、ブナやカエゲなど色鮮やかな紅葉に包まれます。花山では、9月下旬から木々の葉が色づき始め、例年よりやや遅れていたものの、先週の冷え込みで一気に色づきが進みました。


この日、地域づくりに取り組む「はなやまネットワーク」の佐々木徳吉さん(68)とともに遊歩道を歩きました。


はなやまネットワーク 佐々木徳吉事務局長:
「この花山地区は、山が多いので紅葉と新緑が楽しみなところ。女性の方も無理なく歩くことができるので、とてもいいコース」


遊歩道は、2008年に発生した「岩手・宮城内陸地震」の復旧工事に伴い、しばらく立ち入りが規制されていました。

しかし、2020年、立ち入りが可能となり、佐々木さんらが1年をかけて下草の刈り払いなどを行いながら、荒れ果てていた遊歩道を復活させました。
歩き始めてからおよそ30分。佐々木さんがある音に気付きました。