広島に本社を置く自動車メーカー、マツダの電動化戦略を巡るニュースです。マツダは4日、山口県防府市の工場で新モデルのEV=電気自動車を生産する計画を発表しました。

マツダ 弘中武都 常務
「電動化対応が最も進んでいるところに、バッテリーEVを投入するのが一番効率的な投資もできますし、生産の効率も上がっていく」

マツダは、2027年に山口県の防府第2工場でEVの量産を開始すると発表しました。生産されるのは、自社開発のEV専用プラットフォームを採用した新しいモデルのEVだということです。

白山貴浩 記者
「こちらの生産ラインでは移動する台車によってさまざまな車種を同じラインで生産することができます。今後は、電気自動車とエンジン車が同じラインで製造されることになるそうです」

既存の生産ラインを使うことで、新たにEV専用工場を設けるのに比べ、初期投資を85%低減できるとしています。また、EV用電池は、2027年に稼働を目指す山口県岩国市のEV電池の組み立て工場から供給される予定です。

マツダは、世界販売でのEVの比率を2030年までに25%とすることを目標に今後の電動化戦略を進めたいとしています。