自民党の裏金問題をめぐり、参議院の政治倫理審査会はこれまでに審査した29人の議員について、全会一致で「政治的・道義的責任がある」と議決しました。

自民党の派閥の裏金問題をめぐっては、参議院の政治倫理審査会でこれまで合わせて29人の議員が弁明を行っていて、審査会はきょう午後、この29人について「政治的、道義的な責任がある」と全会一致で議決しました。

自民党 佐藤正久 筆頭幹事
「政治的責任は非常に重いと我々猛省しないといけないと思います。結果的に真相究明。いつ誰がどのような理由で、この不記載システムのようなものを作ったのかというのについては明らかになりませんでした。これは非常に残念に思います」

ただ、議員個人に対する「勧告」については、収支報告書への不記載を議員が主導していないことなどを理由に自民党が反対し、見送られました。