プロボクシングで世界最速4階級制覇を果たした岐阜県多治見市出身の田中恒成選手が現役生活にピリオドを打ちます。

(現役引退を表明 田中恒成選手)
「きょうはここでプロボクサー田中恒成は、引退することをご報告します。プロ生活11年間、長い間たくさんの応援ありがとうございます」

田中恒成選手のプロデビューは、2013年高校3年の11月。WBO世界ミニマム級6位の相手を判定で下し、デビュー戦を飾ります。2015年のプロ5戦目、日本男子最速でミニマム級の世界王座を獲得すると2016年にライトフライ級、2018年にフライ級、そして去年2月にスーパーフライ級の王座を獲得し、デビュー21戦目世界最速で4階級制覇を成し遂げる偉業を達成しました。

しかし、去年10月初防衛戦を判定で敗れ王座を陥落。王座奪回を目指していましたが…

(田中選手)「首のヘルニアの手術をしたり、目の手術だけでもたくさんしました。次試合をすれば失明すると言われ、リングに上がる道がなくなり、今回引退することを決めました。少なくともボクシングには大きく関わって今後も生きていきたい」