小泉農水大臣のもと始まった随意契約での「2000円の備蓄米」が店頭に並び始めました。一方で、岐阜県土岐市は全世帯を対象に「おこめ券」を配る方針です。

(土岐市 政策推進課 中垣博之課長補佐)「市内の全世帯に『おこめ券』10枚を配る事業を行う」

全世帯、約2万5000世帯におこめ券10枚、4400円分を配布することを決めました。かかる費用は約1億3000万円。国の物価高騰対策の臨時交付金を使って急ピッチで進められました。

(中垣博之課長補佐)「国からの物価高騰の関係で交付金が各自治体に配られることになり、土岐市は何をしようかと考える中で、コメの価格が急上昇しているということで、市民生活に直結するのでコメに関する支援を事業提案した」

券は簡易書留で郵送され、早ければ来週ごろから届く世帯もあるそうです。物価高騰対策としておこめ券を配布する試みは、岐阜県内では初めてだということです。

(中垣博之課長補佐)「急な値上がりということもあって、早く配りたいので一律10枚に決めた。生活の一助にしていただけたら。土岐市としては広く市民を支援したいとの思いで、この事業を進めているのでぜひ活用してほしい」