前倒しで交渉も 秋の新米で争奪戦
3日、コメの卸業者では急ピッチで備蓄米の出荷作業が進められていました。

ナカムラ米販 中村貞昭社長
「もう(コメが)無くなるの分かっていたので、早めに動いた」
「早く動いた」というのは「備蓄米」ではなく「秋の新米」の話です。通常、8月ごろに始める新米の買い取り交渉を去年の秋から始めたといいます。
しかし…

ナカムラ米販 中村貞昭社長
「うち用に取っている在庫を『もっと高く買うから分けてくれ』という(他社から)横やりが結構入っている」

他の卸業者でも、4月ごろから農家と直接交渉する動きがみられはじめたといいます。
心配なのは新米「争奪戦」の先、その「価格」です。

ナカムラ米販 中村貞昭社長
「いったん5㎏3000円台ぐらいまで下がると思う。今年のコメ不足と同じ状況でコメが無いので、結局また4000円ぐらいまで上がる可能性がある」