3日の競りの最高値は1キロ3万円。

競り落とした仲卸業者はー

ゆたか水産鮮魚事業部 谷崎広樹部長
「とにかくやっぱ珍しいのと」「脂もよく乗っているんで、あとは売ってみての楽しみかなというのが一番かなと」

仲卸業者から買い付けた会社を訪れると、さっそく販売先が決まっていました。

g-life 大歯友貴さん
「お寿司屋さんに何軒かに分けて出てる感じですね」「珍しいというのもあってすぐくださいって即答ってことで」

水産庁は去年ナガスクジラについて、「十分な資源量が確認されている」として、商業捕鯨の対象に加えることを決めました。

ただ、国内でのクジラ肉の消費量は、ピーク時の1%程度となっていて、若い世代では一度も食べたことがない人も少なくありません。

福岡市博多区でクジラ料理を提供している飲食店はー

博多ほてい屋 佐伯真二郎社長
「日本の文化としてもクジラというのはもちろんありますし、それを多分若い子たちもナガスクジラだったら抵抗なく、本当に全然問題なく食べられると思います」

「関鯨丸」を操業している捕鯨会社・共同船舶の担当者は、「福岡でも年に1度はナガスクジラの生肉を上場できるようにしたい」と話しています。