天皇陛下は、気象観測が始まってから150周年を記念して行われた式典に出席されました。

陛下はきのう午後、都内で行われた「気象業務150周年記念式典」の会場に到着し、出迎えた気象庁長官らに挨拶されました。

今年は、1875年に気象庁の前身である東京気象台が業務を始めてから150年の節目にあたり、式典では陛下がおことばを述べられました。

「長年にわたって観測データの蓄積や、それに基づく予測情報の発表などを行ってきた気象庁の職員の皆さん、そしてこれらの業務を支えてきた多くの関係者の皆さんのたゆみない努力に敬意を表します」

また陛下は、近年甚大な自然災害が多く発生しているとして、防災のために的確な気象情報が発信されることが大切だと話されました。