市民体育館の老朽化などに伴い、鳥取県米子市に新しく建設される山陰最大級の屋内スポーツ施設「米子アリーナ」の起工式が行われました。

2日に行われた起工式には、鳥取県の平井知事や米子市の伊木市長など、関係者ら約60人が参加し、工事の安全などを祈りました。

平井伸治知事
「色んな機能がありまして、何でもアリーナでございます。」

米子アリーナは、市民体育館と市営武道館、県立米子産業体育館の老朽化や運営費の問題などから、3つの施設を統合し、米子市の東山公園に整備されます。

メインアリーナは約2800平方メートル、約4000席。
サブアリーナは約1900平方メートル約600席の予定です。

ほかにもトレーニングルームや武道場などの施設が整備され、完成すれば山陰最大級の屋内スポーツ施設となります。
コンサートなどの会場としても利用が期待されるほか、災害時には避難施設や物資の供給拠点となります。

米子市 伊木隆司市長
「ここが新たなスポーツの拠点であり文化芸術の拠点として多くの市民の皆様や県民の皆様に大いに役に立つ施設となることを願うばかり。」

鳥取県 平井伸治知事
「スポーツの殿堂だけでなく、4000席入る、大きなイベントもここでできるようになる。多くの方々に楽しんでいただき親しんでいただき愛されるような、そういうアリーナを目指していきたい。」

総事業費は約105億円で、2027年3月完成、6月利用開始の予定です。