学生たちが高知県内企業に関心を持つきっかけにしてもらおうと、「インターンシップ」を紹介するセミナーが、高知大学で開かれました。
セミナーは、県内企業の研究会が毎年この時期に開いています。31日(土)は23の企業・団体が参加し、インターンシップを控えた大学3年生や高校生らに事業内容や働き方をアピールしました。インターンシップをめぐっては、2025年春に卒業した学生の代から、一定の要件を満たしたインターンで得た情報を、企業が採用に活用できるようになっていて、企業・学生ともにその重要性が高まっています。
ここ最近は就職活動で「タイムパフォーマンス」や「福利厚生」を重視する学生が多いといいますが、過去、セミナーに参加した学生からは、「仕事のやりがい」や「企業の将来ビジョン」を重視する声が多く聞かれるということです。

(参加した大学3年生)
「ニュースを見ると『売り手市場』とは言われていますけど、自分の志望に合った職に就くには、それなりに『能動的に動かないといけないかな』という気持ちもあって、今回参加しました。『1day(1日)』ではなく、少なくても『3日~1週間』という規模でやっているインターンシップが見つかったので、それなりに満足した結果になりました」
セミナーをきっかけにインターンシップから採用まで繋がったケースも多くあるといい、主催者は、「セミナーなど形式張った活動だけでなく、サークル活動など身近な場面から学生たちのニーズを把握していきたい」としています。