人間には訪問介護やデイケアなど色々な選択肢があります。かたや、家族の一員ともいえるペットが高齢になったり体が不自由になったりしたとき、飼い主にはどんな選択肢があるでしょうか。
今回は全国から問い合わせが入るという “老犬ホーム” の1日に密着しました。
17年前に設立『犬のための介護施設』
老犬ホーム トップ 緒方心代表「はいモグリン!何で逃げると!」
おやつ欲しさに甘えて…のんびり日なたぼっこ。それぞれのペースで過ごしています。
緒方代表「(施設にいる犬は)だいたい平均14歳前後になります。人間で言うともう80代くらい」

熊本県菊池市の中心部から少し離れた場所にある犬のための介護施設、『老犬ホーム トップ』です。
緒方代表「飼い主さんが入院して、世話ができずに預かるケースもありますし、夜泣きがひどくなり苦情が来て預かることもある」

代表でペットブリーダーの緒方さんが老犬ホームを作ったのは今から17年前。きっかけは、当時問題となっていた『ペットの殺処分』を減らすためでした。
現在、妻のあゆみさんとスタッフ。5人で24時間、33匹の犬の世話をしています。
緒方代表「ここは介護室です。足腰が弱っていても立ちやすいように爪が引っ掛かる毛布を敷いてお世話している」

24時間ワンちゃんたちに寄り添う、施設の1日を取材しました。