古いコメは割れやすい? 精米のコツとは
古くなればそれなりに味が落ちるコメですが、少しでもおいしく食べられるカギが精米の技術です。
備蓄米の精米に関する問い合わせが相次いでいるエバーグリーン社では、3~4年も前の古いコメは扱ったことがないといいます。

エバーグリーン 鈴木亮平 係長
Q.備蓄米だと通常のものと(精米)工程で何か変化は?
「(古いコメは)白くなりにくいので、いつもより圧力を調整して精米に仕上げていきます」
酸化が進んだ古いコメは、新米より多く削らなければいけないので、強めの圧力をかける必要があるのです。

エバーグリーン 鈴木 係長
「こちらが砕けてしまったコメを選別する機械になります。どうしても古いコメになると水分も少なくなって、割れやすくなる可能性がある」
Q.もしかしたら(備蓄米は)砕けたコメが多くなってしまう可能性がある?
「その可能性はあると思います。産地ですとか品種によっても(特徴が)全部違いますので、それぞれに合わせて精米する必要があります」
ともあれ、さらなる備蓄米の放出で、「古古米」に続いて店頭に並ぶ運びの「古古古米」。コンビニ大手も動いていて、1キロ単位での販売計画も。

ファミリーマート 富樫信人 執行役員
「1キロ袋ということは(古古古米を)食べたことのない方が食べていただきやすい」
3~4年前の古いコメまで一気に放出する異例の政策は、“令和のコメ騒動”収束への一歩となるのでしょうか。














