史上最悪の法律と呼ばれた“治安維持法”が制定されてから今年で100年が経ちました。
いわれなき罪を背負わされた男性は、いま103歳となりました。
■治安維持法の脅威
戦前から終戦までの20年間、数々の弾圧事件を引き起こし、史上最悪と呼ばれた法律。

1925年に制定された治安維持法です。
終戦の年、GHQの命令で廃止となるまで、国に異議を唱える動きを封じるため、表現や言論の自由を強引に奪いました。
治安維持法犠牲者国会賠償要求同盟 小松実 副会長
「治安維持法体制に決着をつけない限り、この国の憲法も民主主義も生きて花開くことができない」
そんな悪法の犠牲となった人たちへの、謝罪と賠償を求める集いが、2025年も開かれました。
治安維持法による逮捕者は数十万人とされ、1600人を超える命が、死に至る拷問などで奪われました。
