川に再びホタル・・・祭も初夏の風物詩に

地道な活動の結果、村に再びホタルが戻り、多くの人に見てもらいたいと、1987年からは、ほたる祭を開催。

ステージイベントや出店が並ぶなど、東峰村に初夏の訪れを告げる、大切な祭りとなりました。

宝珠山ほたるを育てる会 川村清孝 会長(73)
「多い時には祭りの時には4000人から5000人のお客さんが来ていましたから。『ホタルが飛んで奇麗だった』とお客さんから聞くとやってて良かったなと思いますね」

豪雨被害でホタルは壊滅 高齢化と人手不足も打撃に

しかし、2017年の九州北部豪雨によって、川に大量の土砂が流れ込み、ホタルは壊滅状態に…。

再びホタルを復活させようとほたるを育てる会の会員で活動を続けていますが、かつて、40人以上いた会員は、高齢化のため現在11人に。

人手不足が続いていると話します。

宝珠山ほたるを育てる会 川村清孝 会長(73)
「やっぱり川に入るじゃないですか。皆さん高齢が多いから無理せんでやめようかとなっている」

宝珠山ほたるを育てる会 井上康吉さん(77)
「祭りをずっと続けてもらいたいですけど、なかなか自分たちも年ですし、ホタルも前のようにいない。自分の気持ちは残していきたいと思います」