■「人」への投資が重要に

こうした中問われるのは、「限りある労働力をいかにして生産性を高く使うか」という視点です。

そのために溜川教授は、今よりもさらに「人」への投資が重要になると話します。

山形大学 溜川 教授「AIとかICTのデジタルスキルはおそらく生産性を上げていくうえで今後より重要。今後人が減っていくのをカバーする意味でもデジタル的スキルを持つ人材はやはり重要」

そして人口減少の中で行政サービスやインフラを維持するためには、住宅や商業施設、医療機関などの機能を集約したいわゆる「コンパクトシティ」の仕組みも鍵になってくるといいます。

山形大学 溜川 教授「人が減っても、人口密度は高められるとは思う。人口密度が高ければある程度知識の集約もあり、生産性が上がるという話もあったりもしますので、そういう意味で町づくりである程度ギュッとするような話はやっぱり必要かなとは思います」