■人口の減少は人の移動も要因に
人口の減少は、亡くなった人と生まれた人の差のほかに、人の移動も要因になっています。
山形県では県内に移り住む人よりも、県外に出る人の数が多い転出超過がつづいています。
県の調査によると、山形県には年間で1万3000人から1万4000人が新たに移り住んでいます。
しかし県外に出る人は年間で1万7000人から1万8000人いるため、毎年3000人から4000人が人の移動だけで減少しています。
山形大学 溜川 教授「山形県は若者が県外に出て行ってしまう。やはり高賃金を求めていってしまうので、その観点からは他の県よりも厳しい」
若者たちが高い賃金を求めて出ていく。こちらは全国の最低賃金の一覧です。
県の最低賃金は全国の中で36位で全国平均と比べても低い水準です。この賃金の低さが若者が魅力を感じにくい要因のひとつとなっています。
