高知市の中学校で交通事故の恐ろしさをスタントで再現する交通安全教室が行われました。

交通事故をスタントで再現する交通安全教室が開かれたのは高知市の青柳中学校です。この教室はJA高知市などが自転車の利用頻度が高い中高生に自転車事故の危険性を理解してもらおうと開いていて、生徒らおよそ260人が参加しました。教室ではトラックの内輪差で自転車が車体に巻き込まれる事故や、2人乗りなどの危険な運転で車にはねられる事故などが再現されました。また、2024年11月から厳罰化された自転車の「ながら運転」の危険性なども紹介され、生徒たちは普段当たり前のように乗っている自転車でも交通ルールを守る必要性があることなどを学んでいました。
(生徒)
「印象に残っているシーンはトラックで人形の顔が潰されるシーン、事故というのは意外に身近なもので他人事ではなく自分事のように考えてしっかりルールとかマナーを守って自己防衛していきたいなと思いました」
高知県警によりますと、県内では2024年、自転車が関わる事故が196件発生していて、192人がケガをし、一人が死亡しています。およそ32%が中高生の事故だったということで県警は「自転車も車の仲間だと認識してルールを守り、ヘルメットをかぶってほしい」としています。