台風1号の発生が遅れても年間発生数は変わらない?

台風1号の発生が遅れていることから、今年は台風の発生が少ないのではないかと考える人もいるかもしれません。しかし亀田気象予報士は、そうとは限らないと指摘します。

「台風1号が遅いと、じゃあもう今年は少ないのかと思いたくなるんですけども」と前置きしつつ、過去のデータを示しながら「台風1号が遅いから年間の発生数が少ないというのは必ずしも言えない」と説明します。

実際、過去に台風1号の発生が、「7月9日」と非常に遅かった1998年でも、年間で16個の台風が発生しており、その他の年でも平均的な発生数を記録しているケースが多いようです。

今後の防災対策のポイント 九州・沖縄の海水温が高く大型化も?

九州・沖縄付近の海水温も平年より高い状況で、台風が発生した場合に大型化するおそれもあります。亀田予報士は「この夏の防災での注意点」についても言及しており、台風シーズンに向けた備えの重要性を強調しています。

年間平均25個発生する台風。今年はまだ発生していませんが、海水温の状況から今後の発生に注意が必要です。

季節の変化とともに台風の発生パターンも変わってくるため、最新の気象情報に注意しながら防災対策を進めることが大切です。