40代で激減!?「DEL-1」の働きは
≪DEL-1の働き≫
▼「DEL-1」が老化細胞に自らを除去するように指令を出す
▼指令を出された老化細胞は、死ぬと同時に「食べてくれ」というシグナルを出す
▼免疫細胞と呼ばれるマクロファージが老化細胞を食べることで元気な細胞だけが残る

「DEL-1」は年齢とともに減少し、特に40代で激減してしまいます。
すると老化細胞がどんどん増え、炎症が起きると傷や病気が治りにくくなり、様々な病気の要因となってしまうのです。

前川知樹研究教授:
なかなか傷が治りにくいとか、風邪をひいたら元に戻りにくいのは「老化」のせいと言われていたんですけど、実はこの「DEL-1」が減少しているせいではないかということがこの頃の研究でわかってきました。
「DEL-1」チェックリスト

以下の項目に1つでもあてはまったら「DEL-1」が減っている可能性が・・・
【1】シミ・そばかす・シワ・たるみが増えた
【2】傷やニキビ跡が治りにくい
【3】見えづらくなった
【4】疲れやすい、疲れが取れない
【5】骨が痛む、骨折しやすくなった
【6】歯や口の中に関する異常や違和感が増えた(痛み、渇き、口臭など)
【7】急激な体重の増減があった
【8】高血圧、血圧が高め
前川氏によると、中でも注意すべき項目は【5】と【6】です。
前川知樹研究教授:
「DEL-1」は出る場所によって効果が異なるんですけど、一番よく作用するのは、骨や
歯の周りなので、「DEL-1」が低くなるとそういうところに一番影響が出てきます。

今回特別に、唾液を分析して「ひるおび」スタッフの「DEL-1」を測定。
これで体内の“再生年齢”が分かります。
40代スタッフ16人の「DEL-1」を測定すると、
再生年齢が最も若かったのは26.3歳(実年齢44歳)。
「肌が綺麗」とよく言われ、食生活に気を使い定期的な運動もしています。
そして最も高かったのは56.2歳(実年齢45歳)。
運動しているのに…と、本人は結果にびっくりしていました。
恵俊彰:
自分の感覚とずれるのはなぜですか?
前川知樹研究教授:
健康的な生活をしているのに、「こんなに低い」と思うのは、多分隠れた疾患があったり、自分でいいと思っていても実は夜ふかしをしていたり、食べ物に気を使っていなかったりする可能性があります。