備蓄米の契約条件に中小スーパーから落胆の声

5月30日から始まる、中小スーパーや町の米店を対象とした備蓄米の申し込み。小泉大臣は5キロ1800円で店頭に並ぶとしています。

ようやく訪れたチャンスに意気込んでいたのは、横浜市の「スーパーセルシオ」。

スーパーセルシオ和田町店 鶴田英明 店長
「今まで取り扱えなかったコメなので、それが取り扱えるのはチャンスだなと」

利用客も…

利用客
「(味が)落ちても安ければ買います。それくらいみんな困っています」

こうした中、夕方、中小スーパーなどへのオンライン説明会が行われました。しかし…

スーパーセルシオ和田町店 鶴田英明 店長
「年間1000トン以上の小売り事業者みたい、対象は。おそらく対象外になるのではないかな」

Q.率直に聞いて?

スーパーセルシオ和田町店 鶴田英明 店長
「残念ですね」

農水省が説明した、備蓄米を買える中小の小売業者は、年間1000トン以上の取り扱い実績が必要だということが判明したのです。

「スーパーセルシオ」は要件に当てはまりませんでした。

1000トン以上という数字は、専門家によると、10前後の店舗数を持つチェーン店などに限られるといいます。

新潟市のスーパー「ichiman」でも…

ichiman 高井栄二朗 店長
「(うちが年間で)20トンちょい。全然足りないです。なので、備蓄米は入らない確定