住宅購入に「50年ローン」登場
井上キャスター:
次は注目の新商品ということですが、「50年ローン」が登場したそうですね。

渡辺記者:
実はマンション価格の高騰だけではなく、日銀が利上げした影響もあってか、銀行の住宅ローンに「50年ローン」が最近登場しました。最大が50年ということです。
ネット銀行での取り扱いが増え始めていて、銀行の担当者も「思った以上に申し込みが多い」と話していました。
住宅ローンといえば主流は35年ですが、35年と50年ではどれぐらい値段が違うか見ていきます。

【6000万円借り入れた場合】(auじぶん銀行の場合)
▼35年ローン(金利0.730%)
月々:16万1926円
総額:6966万8973円
▼50年ローン(金利0.830%)
月々:12万2215円
総額:7498万8753円
▼差額
月々:-3万9711円
総額:+531万9780円
auじぶん銀行の場合の試算によると、35年ローンと比べて50年ローンの場合は0.1%の金利が上乗せされますが、その代わり月々の支払額が約4万円も減ります。
ただその分、50年間利息を払い続けなければいけないので、総額では支払額が531万円増加となってしまいます。なので、どちらを取るかということになってきます。
いとうまい子さん:
私の場合、今から50年だと、人生100年を超えちゃいますね。
渡辺記者:
50年ローンには条件があり、誰でも組めるわけではありません。その条件とは、「満80歳までの完済」です。契約時に50年間、毎月払い続ける前提があります。
ただ、あくまで最大50年なので、36年~50年の間で好きに選ぶことができます。
auじぶん銀行の場合、2025年1月からサービスが開始されましたが、開始から2か月で、既に4人に1人が35年以上のローンを申し込んでいるそうです。
出水キャスター:
健康問題などの付則はあるんですか。
渡辺記者:
通常のローンと条件は一緒です。
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〈プロフィール〉
いとうまい子さん
俳優・経営者 1983年アイドル歌手としてデビュー
45歳で早稲田大学に入学 今年度から大学教授に就任