埼玉・川口市に新たな商業施設がオープンします。再開発の“目玉”なのですが、なぜか建物は“中古”物件。そこにはやむにやまれぬ理由がありました。

建築資材高騰で止まらない“開発白紙”

井上貴博キャスター:
建築資材の高騰で再開発などに影響が出ています。「中野サンプラザ」の再開発白紙へ、「五反田TOCビル」の建て替え延期(現在はリニューアルして営業再開)、「目黒区民センター」の再整備事業中止など、他にも野球のスタジアムの着工延期などが挙げられます。

この建築資材の高騰は、私たちの住宅にも影響が及びます。

TBS報道局 経済部 渡邉優子 記者:
全国の新築分譲マンションの平均価格の推移を見てみますと、2016年は4560万円でしたが、2022年に急上昇し、2024年は過去最高の6082万円でした。

都市開発業者の幹部に取材をしたところ、「土地はあるのに建物が建たない」と話していました。