長野県飯山市で5月5日に駆除されたツキノワグマは、4月に住民を襲ったクマとは別の個体だったことがわかりました。

クマは千曲川の中州で発見され、体の特徴などから4月9日に住民3人にけがを負わせた個体の可能性があるとして駆除されました。

県は住民を襲ったクマの血痕を採取し、5日に駆除したクマとともにDNA鑑定を行った結果、2頭は別々の個体と判定されたということです。

先月は木島平村でもクマによる人身被害がありました。

飯山市を含む北信地域の里地では、クマの目撃件数が4月は9件、5月はきのうまでに3件と減少していますが、県は引き続き注意を呼びかけています。