疑惑の核心に迫る氷見市支部の見解
入手した「党員リスト」に記載された複数の人物が「党費を払ったことがない」と証言する中、党費を肩代わりしていたのは一体誰なのでしょうか。
この問題について、党員が所属する自民党氷見市支部の幹事長、萩山峰人市議に聞きました。
自民党氷見市支部 萩山峰人幹事長:
「これは私が党員の皆さんの継続の不手際、お金もらってるけども非継続になってるとかっていうのが過去、いろいろクレームがあったもんですから、それを確認する上で県連の方に作っていただいたリストであります」

リストは、非継続になっている党員を確認するため、萩山幹事長が県連に依頼し、今年2月に作成したものであることがわかりました。
毛田千代丸キャスター:
「複数の方が党費を払ったことがない。払った記憶がない。覚えがないっていうことをおっしゃってたんですね。党費はですね、どなたが支払ってるんでしょうか」
自民党氷見市支部 萩山峰人幹事長: 「党費は基本的には議員の皆さんがそれぞれ約50人ほどのお世話をする党員を抱えておりまして、皆さんが足を運んで集めていただくと。基本的には党員の皆さんからいただくというのが原則だと思っておりますし、一部、年末とかでなかなかお会いできない方がいて、一時的な立て替えというものはあるのかもしれませんけども、全員がそうなのか。一部の人が、例えば今言ったような立て替えたことを、ちょっとその後、徴収しなくて忘れてしまったのか。いろんな理由があるかと思うんですけども、ちょっとそこら辺は一概に私の方では、把握はしておりませんですね」

毛田千代丸キャスター:
「党歴見ると2023年までは党員だったので、この1年間の分っていうのは、今の役員体制の中で把握されてるんじゃないですか」
自民党氷見市支部 萩山峰人幹事長:
「ええとですね。少なくとも私がその年(2023年)からは収支報告、経理の方については見ておりますんで、それ(党費の肩代わり)はないということは、今私の口からは申し上げることができるかと思います。それ以前はちょっと今、確認をしないと当時の帳簿ですとか通帳のお金の出し入れですとか、当時の担当者の話を聞かなきゃいけませんし、それは早急にチェックをしてまた皆さんにお話するタイミングを作らなきゃいけないのかなと」
自民党氷見市支部は2023年4月に執行部が交代しており、萩山市議は2022年以前については分からないとしました。
また、幹事長に就いた2023年分については支部による肩代わりを否定し、誰が肩代わりしたのか分からないと述べました。

リストを見ると、担当議員を示す「議員」と書かれた欄はほとんど空欄になっていました。事務局長の松原博之市議に確認すると。
毛田千代丸キャスター:
「これ見るだけでは誰が担当の議員かわからない?」
自民党氷見市支部 松原事務局長: 「わかりません」
毛田千代丸キャスター:
「自分で党費を払ったことはないというふうにはっきりおっしゃってる方がいらっしゃる。記憶がないっていう方もいらっしゃるので。誰かが党費を肩代わりしてるのは事実だと思うんですよね」
自民党氷見市支部 松原事務局長:
「そうなんですかね。ちょっとその辺は何とも言えませんけど」
毛田千代丸キャスター:
「これが事実じゃなかったら党員の方が嘘をついてるっていうことになるんですけど」
自民党氷見市支部 松原事務局長:
「うーん。まあそうおっしゃるならそうなのかもしれませんね」
松原事務局長も、党費の肩代わりについては「何も分からない」としました。
氷見市支部長の嶋田茂市議も、リストの存在すら知らないといいます。
毛田千代丸キャスター:
「直接目にしたことないですか」
氷見市支部長 嶋田茂市議:
「いやー、リストは見とらんな」
毛田千代丸キャスター:
「支部長の見解はいかがですか」
氷見市支部長 嶋田茂市議:
「いややっぱり急に言われてもちょっと調べてみないと」
毛田千代丸キャスター:
「誰が党費を払ったかも含めて」
氷見市支部長 嶋田茂市議:
「そうですね」