「党費があることすら知らなかった」証言
別の女性も同様の経験を語っています。
女性:
「今のこの裏金問題(党員問題)の時に私たちお父さんと話してたんですよ。『お金一度も払ったことないね。そういえば。党会費ってあるんやね』って初めて知った」

毛田千代丸キャスター:
「党費があることを知らなかった?」
女性:
「知らなかったです。知らない間に入っているし。ほら、自民党からはがき来るもんで。『私たち党員になんがやね』言うて。『一生懸命応援したからかな』と思っとったんだけど」
夫と市議の選挙応援をしたことで、党員にされていたのではないかと言います。リストを見ると、女性は2015年に入党し、2023年で党員を辞めています。
女性と夫の党費6000円は9年間で一度も払ったことがないということです。
毛田千代丸キャスター:
「党費は誰が払ってると思いますか」
女性:
「だからその人(応援した地元市議)だと思います。でももういないのに。その人もう市会議員もやってないし。だから誰が払っとんがかなと」
誰かが党費を肩代わりしてきたことについては、女性は強い思いを語ります。
毛田千代丸キャスター:
「やめてほしいという思いがあるのか、どういった思いですか」
女性:
「やめてほしいと思います。お金払う人だけ自民党に入ればいいんです。私たちみたい人は本当は入る必要ないし。そのお金(党費)がどこから出ているかとか、そのお金カバーするためにまた裏金を作るとか言うがになったら私達も片棒担どるみたいな感じだからね」

そのほかにも、夫と一緒に10年ほど前に自民党員になりましたが、一度も党費を払ったことがないという女性もいました。