違法に改造された「電動アシスト自転車」 その危険性

ロードバイクを追い抜く自転車。撮影者によると、時速40キロは出ていたといいます。

さらに国民生活センターが行った実験では、ペダルを軽くこいでいるだけでみるみるスピードを増していき、あっという間に時速44キロに。原付バイクも…あっさり抜き去ります。

これはペダルをこがずに進むモペットではなく、違法に改造された「電動アシスト自転車」。自転車店で危険性について聞くと…

(イトウサイクル 伊藤泉さん)「スピードが出過ぎてもアシストするので、いざという時にブレーキをかけても止まらない。ブレーキの力がアシストの力に負けてしまう」

電動アシスト自転車は、時速10キロになると徐々にアシストが弱まり、時速24キロになると無くなるよう作られています。

違法改造の自転車は、スピードを感知する部分に手を加え電動アシストが続くようにしているといいます。

(イトウサイクル 伊藤泉さん)「年に1回点検をすることで、自転車保険が付いてくる。改造している物は、自転車保険の対象外」

また、自転車保険も適用されないため、事故を起こせば賠償金も全額自己負担に。

リスクだらけの改造自転車ですが、実際にフリマサイトをのぞいてみると…