6月早々にも、5キロ2000円台で店頭に並ぶ見通しとなっている、随意契約の備蓄米。福島県内の販売店では、どのような対応をとっていくのか、TUFが主なスーパーなどを取材しました。

その結果、申し込みを行ったと回答したのがヨークベニマル、ブイチェーン、フレスコキクチです。

このうちヨークベニマルは、申し込んだものの、希望する入荷数量は不明、仕入れた場合の販売額も未定だということです。

全国の中小スーパーで構成される協業組合、CGCに加盟しているブイチェーンは、CGCから入札に参加したという連絡はあったということですが、入荷数量は不明、もし仕入れができた場合は5キロ2000円程度で販売したいということです。

同じくCGC加盟店で、相馬市に本部を置くフレスコキクチは、全店舗で1か月間販売できる量を申し込み、仕入れた場合は、5キロ1980円程度で販売する予定だということです。

一方、全国に店舗を展開するイオンでは、2万トンを申し込みました。もし仕入れが決まれば、5キロ2000円程度で販売予定だということです。早いところでは6月初旬から店頭に並ぶ予定ですが、今のところ福島県内の店舗にいつごろ入荷するかは未定だということです。

小泉農水大臣は27日夜、備蓄米の随意契約への申し込みが殺到し、2022年産のコメの数量が上限に達したことから、大手小売業者を対象とした受付をいったん休止すると発表しました。そのうえで、2021年産のコメについては、中小のスーパーや町のコメ店を対象に売り渡すとし、早ければ30日にも再開すると明らかにしました。2021年産の備蓄米の店頭価格は5キロあたり1800円程度まで安くなる見通しだということです。