日本原燃の増田尚宏 社長は、青森県六ヶ所村の使用済み核燃料の再処理工場で5月18日、約2.5リットルの試薬が漏れていた問題を謝罪しました。

日本原燃 増田尚宏 社長
「5月18日に発生したものについては、みなさんにご心配おかけして申し訳ありません」

日本原燃の増田社長は、28日に開かれた定例会見で六ヶ所再処理工場での試薬漏れへの対応を説明しました。

再処理工場では5月18日、化学薬品を薄めるために使う試薬約2.5リットルがタンクから漏れ出ました。

その原因について、増田社長はタンク内の圧力が上がったことが原因とみられるとしていますが、圧力が上がった理由はまだわかっていないということです。

日本原燃は、工場の中にある同様のタンク96個はすでに点検していて、異常はなかったとしています。