帯状疱疹は増加傾向その背景は?

外山医師によると、この帯状疱疹の発症者数が増加傾向で、その背景には2014年から始まった、水ぼうそうワクチンの定期接種にあるといいます。
外山皮膚科(宮崎県)外山望 院長
「2014年から子供の水痘ワクチンが定期接種になった。それによって、水ぼうそうが流行らなくなった。昔は水ぼうそうが流行っている冬には帯状疱疹は少なくて、逆に水ぼうそうがはやらない夏には帯状疱疹が増えるってことなんですよ。水疱症によるブースター効果というんですけど、免疫増強効果が得られなくなってきますので、水痘ワクチンの定期接種が行われるようになって、水疱瘡が流行らなくなったものだから、若い人の帯状疱疹も増えている」