52年ぶりとなる石川県出身の横綱の誕生です。大相撲夏場所で2場所連続優勝を遂げた大の里の横綱昇進が正式に決まり、28日伝達式が行われました。
日本相撲協会使者「本日の理事会において、大関・大の里が、全会一致で横綱に推挙されましたことをご報告申し上げます。本日は誠におめでとうございます。」
大の里「謹んでお受けいたします。横綱の地位を汚さぬよう、稽古に精進し、唯一無二の横綱を目指します。本日はありがとうございました。」
茨城県の二所ノ関部屋では28日午前、伝達式が行われ日本相撲協会の使者が大の里と二所ノ関親方に横綱昇進を伝えました。
注目を集めた口上は父・中村知幸さんからの願いが込められ、大関昇進時にも述べた「唯一無二」。大の里は「自分にはこの言葉しかないと」と口上に込めた思いを語りました。
大の里「嬉しいです、本当に、素直に。唯一無二という言葉を当初は入れない予定で考えていたけど、自分はこの言葉がぴったりだなと思って入れました。」

第75代横綱に昇進した津幡町出身の大の里。
29日は、新たな綱を作る「綱打ち」が行われ、完成した綱を締めた大の里が、元横綱・二所ノ関親方と同じ「雲竜型」での土俵入りの稽古を行います。