高知県いの町で、28日朝に“手りゅう弾”のようなものが見つかりました。警察によりますと、爆発の危険性はなく、現場付近の規制は解除されたということです。

土佐警察署によりますと、28日午前9時ごろ、高知県いの町枝川の金属処理工場で、手りゅう弾のような物が見つかりました。現場は車の解体などを行う工場で、車の廃棄を依頼した業者から「手りゅう弾のようなものを発見した」と通報があったということです。

警察によりますと、手りゅう弾のような物は、廃棄される予定だった車の中の、後部座席から見つかったということです。見つかったのは1発で、表面全体がさびで覆われているということです。

“手りゅう弾”のような物は、廃棄される予定だった車の後部座席から見つかった。

警察は、発見直後から工場の周辺に規制線を張って、周囲の立ち入りを制限していましたが、撮影した写真を自衛隊に送って確認したところ「爆発の危険性はない」ことがわかり、午前11時45分に規制を解除しました。

警察は、この“手りゅう弾のような物”が本物かどうかについて、捜査を進めています。