梅雨や台風などで川が増水する出水期を前に、愛媛県松山市内の重信川では、排水ポンプ車を使った訓練が行われ、洪水が発生した場合を想定して操作の手順が確認されました。

この訓練は、国交省・松山河川国道事務所が梅雨を控えたこの時期に毎年行っていて、27日は洪水が起きた際に排水作業に当たる作業員およそ30人が参加し排水ポンプの準備や、ホースを接続する手順を確認しました。

山田アナウンサー
「訓練は冠水した道路の水を川へ排水するという想定で行われています。ホースで吸い上げられた水がこちらに勢いよく流れ出しています」

松山河川国道事務所は2台の排水ポンプ車を所有していて、こちらのポンプ車は1分間に30トン、ドラム缶150本分の水を汲み上げる能力があるということです。

松山河川国道事務所 中塚光 副所長
「近年雨が多くなっていますが、いつ、いかなるときも対応できるように日頃から準備を進めていきたいと思っています」

排水ポンプ車は洪水が発生した場合などに、自治体からの要請を受けて出動するということです。