競い合うのは団結力です。
紫波町で27日、岩手、宮城、福島の3県の消防学校の生徒による合同体育大会が開かれ、各校の代表選手たちがさまざまな競技を通じて熱戦を繰り広げました。

(選手宣誓)
「今後起こりうる大規模災害において重要となる団結力を競い合い、最後までプライドを懸け全力で戦うことを誓います」

2025年で32回目を数える消防学校体育大会は、岩手、宮城、福島の3県でことし4月に採用された消防学校の生徒たちが参加するもので、スポーツの交流を通して体力づくりや団結力を高めようと毎年行われています。

(記者リポート)
「3県持ち回りで行われている体育大会、6年ぶりの岩手県開催での勝利を願って力強い応援が響いています」

体育大会では、各県の消防学校から2チームずつの合わせて6チームが出場し、ソフトボールやバレーボール、リレー、綱引きの4種目で競い合います。
特に、盛り上がりを見せたのは10人のランナーが合わせて2000mでバトンをつなぐリレーです。
岩手のチームはバトンミスなどで順位を上げることができませんでしたが、最後まで仲間のために粘り強い走りを見せていました。
優勝したのは福島のチームで、岩手の2チームは4位と5位でした。

(岩手県消防学校初任学生 総代 金野豪さん)
「岩手県消防学校だけでなく、宮城、福島の学生との交流を深めながら、やはりいざという時には県をまたいでの活動などもありますので、その際にコミュニケーション能力であったり交流の面で多く学べればいいかなと思っています」

参加した生徒たちは競技を通してさらに団結力を深めていました。