四国運輸局は、今月23日に愛媛県内3つのタクシー会社から、運賃値上げを求める要請書が提出されたと発表しました。

四国運輸局によりますと、要請書を提出したのは、松山市に本社を置く伊予鉄タクシーなど3社です。

要請では小型車と中型車を普通車に統合し、1.1キロまで580円または590円の初乗り運賃を、1キロまで600円に、その後の加算運賃も80円から100円に値上げする、などとしています。

3社のうち伊予鉄タクシーは、燃料費の高止まりや物価高などを、要請の理由としてあげています。

現在、県内では141業者が1716台のタクシーを所有していて、四国運輸局は3か月間新たな要請を受け付け、その数が全体の台数の5割に達すれば運賃の改定審査に入ります。

審査が行われると新たな運賃は年明けごろ公表されます。