新緑の季節を迎えた阿蘇地方で、牧草の刈り取りが始まりました。
牧草の刈り取りを始めたのは、熊本県阿蘇市の「県農業研究センター草地畜産研究所」で、北外輪山の標高およそ900メートルの牧草地で30センチほどに生育した牧草を専用の機械を使って刈り取っていきました。

今年は3月4月の寒の戻りの影響などで生育が遅れているということです。
この時期に刈り取る牧草は「一番草」と呼ばれ、栄養価が高く、2日から3日ほど天日で乾燥させ保存し、牛や馬の冬場の貴重な飼料となります。

牧草の刈り取りは、11月ごろまでに二番草、三番草と3回刈り取られ、草地畜産研究所では約150トンの収量を見込んでいます。