山口県周南市の徳山動物園の官民連携事業についてです。

応募を表明した会社が物価高騰などを理由にすべて辞退したため、周南市は事業費をおよそ4億円追加することを決め、6月の市議会に提案することにしました。
この官民連携事業は、徳山動物園に屋内休憩所などを整備するほか、飼育を除く管理運営を21年間、民間に委託しようというものです。

当初、事業費29億円で公募し、複数社から参加表明がありましたが、物価や人件費の高騰などからすべて辞退し、公募は中止に追い込まれました。

このため、周南市ではおよそ4億円を追加し事業費を33億円に増やし、再度公募することにし補正予算案を来月の市議会に提案することにしています。

施設の整備スケジュールは1年遅れることになりますが、完成は当初の予定通り2032年度を目指すとしています。

予算案が認められれば、夏頃に公募を始め、今度中に引き受け会社を決めたいとしています。