愛媛県内で自転車が関係する交通死亡事故が多発していることを受け、県警は26日、県内各地で自転車を対象にした一斉指導を実施しました。

一斉指導は26日午後4時から県内各地で行われ、このうち、松山市安城寺町の県道では、午後4時から県警バイシクルユニットの隊員や松山西警察署の署員などが街頭に立ちました。

「自転車乗るとき、ヘルメットかぶっといて。危ないからね」

隊員らは、自転車に乗って下校している高校生や買い物客などに、ヘルメットの着用や交差点の手前での一時停止などを呼び掛けていました。

県内では今年に入ってから25日までに交通事故で亡くなった人が25人と、10万人あたりの死亡者数が全国ワースト1位となっています。

また、死亡した25人のうち、自転車に乗っていた人が6人に上っていて、去年から大幅に増えています。

(松山西警察署交通課・三浦裕典課長)
「交差点での出会い頭事故が、自転車では非常に多く発生しております。また、道路を横切る、横断する際の事故も良く発生しているので、横断する際、交差点を通る際には安全確認をしっかりしていただきたい」

全国で自転車が絡む事故が後を絶たない中、警察庁は、来年4月から自転車の交通違反に対し車と同様、いわゆる「青切符」による取り締まりを始める方針を示しています。