能登半島地震で大規模な崩落が発生した金沢市田上新町の市道について、市は6月10日にも、一般車両の通行が可能となる見通しを示しました。

山沿いに住宅が立ち並ぶ金沢市田上新町では、2024年元日の地震で市道がおよそ80メートルにわたって崩落し、住宅4棟が倒壊するなど甚大な被害に見舞われました。
市は2024年11月、地権者から用地を買収し、道路と法面の本格的な復旧工事に着手。2025年2月の大雪の影響で作業に遅れが生じ、工期が3か月延長されたものの、6月10日にも一般車両が通行できる見通しが立ったということです。

村山卓 金沢市長「町会の方と地権者の方にご了解を頂いたことによって、他の事例から見ると、早く完了したと思っている」
現場では、地すべりを引き起こす要因となる地下水を汲み上げる対策工事がすでに完了し、今後、最終確認を経て本格復旧となります。