入港待ちの貨物船内で急病人が出たとの連絡が26日朝、伏木海上保安部に入り、巡視船などが出て救助、救急隊に引き継ぎました。

26日午前5時42分ごろ、富山湾の富山東防波堤灯台から北2キロの海上に停泊していた日本籍の貨物船「せどろす」から「乗組員1人が右下腹部の痛みを訴え、うずくまって動けない」と通報がありました。
伏木海上保安部から巡視船「のりくら」が出動し、午前7時20分に現場に到着。約15分後、急病人を巡視船の小型ボートに移し、富山市の岩瀬漁港まで搬送しました。

そして午前7時55分、待機していた救急車に引き継ぎました。
急病人は宮城県の67歳の男性で、船の司厨長(料理長)を務めていたということです。和歌山から伏木富山港に向かう途中で体調を崩したとみられています。
貨物船「せどろす」は全長100メートル、6126トンで、主に工業用の塩を運んでいて、27日に伏木富山港の岸壁に入港するため、停泊していました。
海上保安部によると、男性には既往歴はなく、外傷もないということです。